いつもの隠し場所に鍵が見当たらない!

子供のころ、「忘れ物をしないように!」と両親や学校の先生に注意された経験をお持ちの方はかなり多いと思います。実は僕もその内の一人で、小学校生活の中で各学年の担任の先生から最も聞いたのは、冒頭に挙げたセリフでした。

この、いわゆる「忘れ癖」とも言うべきものについて、僕と同じような経験を持っている方にお伺いしたいのですが、親や先生に「忘れ物はしないように」と指導されて、果たしてその後、この悪癖を治すことはできたでしょうか?
これは人によって返答が異なると思いますが、僕は「治すことが出来なかった」タイプです。母や父に「明日の用意は今日の内にしておきなさい!」と何度注意されたか分かりませんが、結局大人になった今でも、時折大事な物事を失念してしまうことがあります。

先日も大学から帰り、いつもの隠し場所に置いておいた下宿アパートの鍵が見当たらず、相当慌てた記憶があります。僕は忘れ癖を自覚しているので、それならばいっそのことと、アパートの玄関の郵便ボックスに鍵を隠してあるのですが、完全にそれが裏目に出た格好でした。
結局その際は、自分のカバンの中にその日は鍵を入れていったのを「忘れて」、アパート前で大慌てをしてしまったのです。
何とも情けない話ですが、やはり小さいころからの悪癖はそう簡単には抜けないものだと思った僕なのでした。